麹町六丁目

今回の町名由来板は『麹町六丁目』です。
JR四ツ谷駅・東京メトロ四ツ谷駅があります。

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由来板は新宿通りに面しており
その奥の建物は上智大学になります。

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そんな『麹町六丁目』とはどのようなところなのでしょうか。
由来板には以下の記載があります。

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『江戸時代以前、このあたりは矢部村または横山村と呼ばれていましたが、徳川家康が江戸に入った後に町屋となり、麹町となりました。
この界隈が麹町と名付けられた由来については諸説あります。町内に「小路」が多かったためとも、米や麦、大豆などの穀物を発酵させた「麹」をつくる家があったためとも、また武蔵国府へと向かう「国府路」があったからともいわれています。
江戸時代には、現在の麹町大通り(新宿通り)沿いに町屋があるほかは、寺社地と武家屋敷がありました。
安政三年(1856年)には、この絵図にも見られるように、町屋のほかに常仙寺、心法寺、尾張名古屋藩徳川家中屋敷、四ツ谷御門などがありました。このうち常仙寺は、別名「寅薬師」と呼ばれ、境内の様子が「江戸名所図会」にも描かれています(明治の末に杉並区へ移転)。慶長二年(1597年)に開山したとされる心法寺は、現在も町内にあり、信仰を集めています。
明治時代に入ると、ここは印刷所や旅館、麹町勧工場などが立ち並ぶ商店街となりました。』

 

※「勧工場(かんこうば)」とは「明治・大正期に、多くの商店が一つの建物の中に商品を並べて販売した、百貨店の前身のようなもの。」だそうです。

 

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